Q:息子が小学2年生になりましたが、下の生え変わった前歯がガタガタで気になるようです。矯正治療はいつくらいから始めた方がいいでしょうか?
A:せっかく生え変わった歯がガタガタだととても気になりますよね。
お子様の矯正治療には、永久歯が生え揃う前に始めるⅠ期治療と、永久歯が生え揃ってから始めるⅡ期治療の2ステージがあります。
小学2年生ですと、7,8歳になるので、ちょうど前歯が揃ってこれから横の歯が生え変わり、骨格の成長も利用できる時でもありますので、Ⅰ期治療の受診に適した時期と言えます。基本的には、Ⅰ期の歯列矯正のスタート時期は、上下の前歯が生え揃った頃が多いです。
ただし、乳歯から永久歯の交換時期の悪習癖(指しゃぶり、口呼吸、舌癖など)が原因の場合は、前歯が全部生え変わる前からMFTという筋機能訓練をするケースもありますし、アデノイドの影響など全身的な原因で歯列不正を起こしている場合は、大人になってから開始した方が良いというケースもあり、原因にもよります。
不正咬合の原因は様々ですので、日頃から定期的に歯科に通院し、原因を把握しておくことが大切です。そして、歯科医と相談し成長度合い、受験などの生活背景、不正咬合の要因を踏まえた上で、お子様にとって適切な時期にタイミング良く治療を始めることが望ましいでしょう。